一月十九日は、私の誕生日だった。本厄から後厄に移り、母から念を押して「まだ厄年なので」と注意を受けて早々、体調を崩してしまった。これが後厄の洗礼なのかしら、と気が沈んでいたが、いまは回復し、机上の薔薇を眺めている。窓を全開にすると海風が薔…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。